きままにっき


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2/2(日) 

最近、やけに航空自衛隊のヘリが上空をよく通り過ぎてる。
2つのローターがついた、物資や兵士輸送用だろうか。
今日も3機のヘリが編隊を組んで通り過ぎていった。



2/4(火) 昼下がり

ぼくは指示された通り、階段をのぼってその部屋へと向かった。
いくつか部屋があったので、少し時間がかかったが、ようやく指示された場所へとたどり着いた。
その試験管や、何かのテストに使う医療機器に囲まれた中に、白衣を着た女性がいた。
書類を手渡すと、
「えぇっと、検査ですねぇ。そこに座って、少し待っててくださぁい。」
ゆっくりとした口調でそう言われた。
待ってる間、退屈なので辺りを見回してみた。
通常の診療時間ではないせいか、昼下がりの病院はとても静かで、気怠い時間が流れている。
聞こえるのは、水道から水を流している音だけだ。
「リハビリセンター」と書かれた向かいの部屋では、若い看護婦さんが退屈そうにしている。
この空気の中だと、なんだかこっちもぼーっとした気持ちになってくる。

数分間待った後、奥の部屋へと案内された。
もともとは胃腸の検査をする部屋らしく、壁には長い胃カメラの管がいくつか掛けられていた。
器具の準備をしているときに、内線が鳴った。
「はい。・・・はい。今すぐ行きます。」
きびきびした口調で対応している。
窓の外に止まった救急車から判断するにどうやら、急患らしい。
またしばらく待たされたので、ぼーっとしていた。
白い壁に、検査器具。なぜだか、妙に懐かしい感じがした。





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