このアイテムはラケットに張られている電線の上に電流が流れることによって、蚊を一撃で仕留める道具だ。
最近はバラエティ番組にもちょくちょく登場するのでもしかしたら、見たことのある人もいるかもしれない。
夏も過ぎた9月に別の用事で日本橋を散策しているときに、このラケットを見つけた。もともと買う予定はなかったんだけど、ネタのつもりで購入。税込みで720円。特価と書いてあったが、電気街まで来ないと実際に売ってるのを見たことがないので、安いかどうかはわからないが。サイズはグリップの付け根からガットの先までの、縦の長さが約40cmと、テニスラケットより小さいサイズ。
さっそく家に帰ってから開封。箱に書かれた英語と他のヨーロッパ言語らしきものでの説明を読むと、1.5Vバッテリー(普通の乾電池)がいるとのことだったので、手元にあった単3乾電池×2を入れてグリップ横のスイッチを押してみる。
STAR WARSに出てくるライトセーバーの電源を入れたときの音を「ブォーン」という低い音だとすると、この電流ラケットの電源を入れたときの音は「キィーーン」
蚊の泣くような小さな、そして高い音を出しながら、電源が入ってることを示す緑のLEDランプが点灯している。
身近に蚊が飛んでいなかったので電源を切ってから、何気なくネットの部分に手を触れた。その時
「がっっっ!!!」
電源を切ってもネットの金属部分に帯電していたらしく、ちょっと指先を触れてしまっただけなのに腕が肩の上にまで飛び上がってしまった。電源は3Vなのに、思ったより出力電圧は高いみたい。後で説明書きを読むと”電源を切ってから3秒後に電流はストップします”と書いていた・・・。ちゃんと読まなきゃ危険!
その後実際に部屋の中を飛んでる蚊に試してみると、
「パチッ。パチパチ・・・・」
一瞬、火花が散る。そして、電気を切った後も数秒間、蚊の体に電気が流れる様子が光として見える。最初は使ってるこっちが驚くくらいの火花だったが、慣れるとなかなか便利な道具になった。
今までだと蚊を仕留めるのに壁に叩きつけるか、両手で挟んで倒すしかなかったけど、これだと空中で電線に触れるだけで仕留めることができる。買うまでは金網の隙間を通り抜けると思いこんでいたけど、相手のいる空間を捕らえるとほぼ確実にヒットした。これは、かなり意外。難点を言うとすれば、手近な位置にこれがないと使えないことと、電化製品の側では気をつけて使わないといけないことかな。あれだけ火花が出るような電流を、携帯電話などに当てると即クラッシュしそうな気がする・・・。また、半年以上使い続けて気付いたことは虫を殺傷する道具というよりは、気絶させると道具と思った方がいい。部屋の中を飛び回るハエをこれで仕留めたあと、そのまま放っておくと忘れた頃に蘇生して驚かされた。
商品名 | NON E'UN GIOCO |
値段 | 720円 |
製造社(輸入元かも?) | LEOSTAR |
製造国 | 台湾 |
本文&撮影 taichi310
最終更新日 2003/04/05