2001.9/1〜2001.9/30
嫌なことが溜まって、どーしようもなくなると、よく夜中に
自転車であの長い坂道を登る。
街灯もなく、山間の暗さが肌で感じられるけど、独特の空気に触れて。
普段なら坂道をある程度登ってるうちに疲れてきて、一気に下って解消するんだけど、
今日はどうも、疲れることを知らないのか、それほどイライラがたまってるのか。
上りつづけてだだっ広い、人工の野原に寝転がる。
周りは森。夜の空気とともに、人の気配以外の生き物の気配を感じる。
光が少ないその坂道の途中にある芝生で空をボーーっと眺めていると
少しは気分がマシになる気がする。
微かな期待は、次に来る刃を鋭利に研ぐだけで。
そんな事ばかりで、何度も味わってるのにそれに頼らなきゃやってけない自分。
ここ数日間、つながりの全然見えない問題っていうか、
ハプニングみたいなものが自分の身の回りに立て続けに現れて。
それは、そう、よくあることと言えばあることなんだろうけど、
関係のない人どうしが、色んな場所で何かが起きて。
規模は、まぁ、かなり差があれど。一度で片付くものもあれば、継続して続くものもあるし。
全然違う方面から不意に自分に関連する出来事が連続してぶつかってくる。
何かのスイッチが入って、動き始めたのだろうか。
とりあえず、そんな中でおぼろげながら見えてきたのは自分の中での、
物事や人に対する優先順位みたいなもの。
自分の中で大事なものってなんやろ?ってとこかな。
その中で、感じる自分の無力さ・・・。
ダメダメやわ。
大事に思えば思う人なほどその問題は解決しない。
それどころか、自分が嫌んなってくる・・・
今にも消えそうな細い月を指でなぞりながら、閉ざされた誰かのドアをノックする。
自分にとって大切な人が、その向こうで悩んでいるのに何もしてあげられない己を呪う。
一番必要な時に繋がらないケータイ電話なんてない方がマシだ。
なんだか・・・から回って・・・でも・・・なんとかしたくて・・・。
行き違う気持ちばかりで・・・
自分にとって必要な相手でも、相手にとっては必要のない自分なのかも。
そんな気持ちを無視するかのように、抜けるような秋の青空。