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2001.7/1〜2001.7/31

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◇オキテ 2001.7/6(Fri.)

 高校でも軽く学習する範囲の生物の中にも出てくる「環境抵抗」というものがある。
生物の個体数の増殖は計算上では等比級数的に行われるはずだけど、
実際は、食物不足、空間不足、排出物の増加などにより実際は一定を保つように抑制される
自然界の仕組みみたいなもの。
まぁ、ある一種の生物が増えすぎて生態バランスを崩さない為にあるんだろう。

 ハムスターを飼ったことのある人ならわかると思うけど、ネズミは出来うる限り
一匹に対して一つのゲージで飼う。そうしないとストレスにより争いや病気が多くなるからだ。
狭い空間に大量のネズミを入れて飼っておくと、通常では考えられない行動が多く観察される。
同性のネズミ同士で交尾を行うようになったり、食べるためじゃないのに殺しあう。
まるで、人間社会みたいじゃないだろうか。ホモセクシャル、たくさんの動機なき殺人事件。
例えばこの間の、大教大付属小学校での児童の虐殺。あの犯人が語った数人もの殺人の動機はあったといえるのかな。
自分が抱え込んだ、不安、不満を晴らすための八つ当たりとしか思えない。

 一概に環境抵抗のせいにするのはどうかと思う。でも、関係がないと誰が言い切れるのだろう。
ボクたちは増えすぎてしまったのかもしれない・・・。

◇不完全な闇 2001.7/7(Sat.)

気づいたのは夜の11:30。カレンダーを見ながら、「今日は七夕か」と。
そして、天の川は見えるだろうか。そう思いつくとそれを確かめたくて自転車で向かった。
街灯のないあの長い坂道を目指して。外はあいにくの曇り空。
見えるはずはないんだけれと、せっかく家を出たんだし、その場所へと急いだ。

 辺りに聞こえるのは、虫の声だけ。遠く眼下に広がる街の明かり以外に街灯はない。
だけど、隣接する大阪のせいで本当の闇にはならず、薄明かりが射すようだった。
空は曇り、雲の切れ間の天の川も隣の都市の明かりで見えない。
それでも遥か遠く、頭の上にあるであろう星の流れを思いながら薄暗い空間に寝転んだ。
車道なんだけど、夜には一台も車が通らないその道で体中に感じれたのは夜の風
そして、虫除けにと着てきた長袖の上から刺してくる蚊の息吹

◇すれ違った少年 2001.7/9(Mon.)

 駅へと向かう道の途中ですれ違った、集団登校中の少年たち。
年のころは小2・3年生といったところだろうか。
その少年たちがこちらに向かって手を振りながら「バイバイ」と言った。
見ず知らずの自分に対して、しかも自転車ですぐに通り過ぎる、そんな相手に対して彼らは
「バイバイ」という朝にはおおよそ不似合いな挨拶をかわした。
そういう訳で戸惑ったけど反射的に、片手運転で手を振りながら「バイバイ」と返した。

 電車の中で、さっきの言葉を思い出しながら、何故「バイバイ」 なのかと色々考えた。
小学生の間での挨拶は、従来の「おはよう」から「バイバイ」に変わった・・・訳がない。
すぐに通り過ぎていく、見ず知らずの自分。もう一度会う保証はどこにもない。
だから彼らにとっての自分と言う人間は、「会った」瞬間がすでに「別れ」であるから、
「バイバイ」が適切なのかも。
そんなことを思いながらも、考えすぎかもな。

◇夏の風 2001.7/10(Tue.)

 外に出ると、からみつくような蒸し暑さを身体で感じた。
頬を撫でる風も生暖かく決して心地の良いものではなかったのだが、
不思議なことに、何故か優しい感じがしたのだ。
それは、そう、潮の香りがしたせいかもしれない。
海がそこまで近いわけでもないのに、その日はやけに海を近くに感じた。
雲の切れ間から見える太陽の日差しも強く、知らない間に季節は移ろいつつあるようだった。

◇日は沈み・・・ 2001.7/11(Wed.)

 一日の授業終え、一人帰る夜の街を歩きながらふと感じたこと。
「自分はどうしてここにいるんだろう」
別に自分の存在理由を自問自答したわけでもない。
ただ、バクゼンと「なぜ、今と言う時間をこの場所にいるんだろう」
そう思っただけかもしれない・・・。
 そういう訳で、水曜のAM9:00〜PM7:30の授業は嫌い。
帰り道が寂しくなるから。

◇首相 2001.7/14(Sat.)

 それは、1通のメールから始まった。
「予備校何時に終わる?もし早く終わるんやったら奈良に小泉首相見に行かへん?」
今日の4時になら西口に小泉さんが来るのは、前々から知っていたけど、
一人で行くのもなんやし。そう思っていた。
その、一度はきえた気持ちが、その友達からのメールで再燃してきた。
 そうして、奈良へと向かう電車の中で合流した友と喋っていると奈良駅が見えてきた。
演説が行われる西口の砂利だらけの広場は、開園1時間前だというのに既に人が少し集まっていた。
それに反応していたのは、ぼくらだけではなくて、その車輌にいたほとんどの人。
そう、奈良へと向かうその列車の乗客のほとんどは小泉さんが目当てだったのだ。
そういう訳で、予定を少し変更して一時間前にも関わらず、会場に直接向かい

◇前半戦、終了 2001.7/18(Wed.)

 8コマ目の授業なので、チャイムはならないけど「じゃ、終わります」の声
今日で予備校の前期授業終了
 自分が今まで過ごしてきた中で、生きてるという感じがしない数ヶ月が終わった
だけど、自分が納得できる量をこなしたのか?
これだけじゃ、また同じこと繰り返すんじゃないのか?
そんな自問自答を疲れきった頭で考えながら電車に揺られる
夏期講習は来週の月曜からなので、それまでの4日間が実質の休み
久々にとれる連続した休みに向けて、集めた「予定」たち

◇新歓 2001.7/19(Thu.)

 久々に自分の母校へ行った
えらい時期が遅いけど、新入生歓迎会と称しての遊びがあったので。
卒業してから初めて全生徒がいる状態の高校を見たんだけど、
かって過ごした思い出の教室には、毎日見てきた顔ではなくて、ほとんど知らない人で埋め尽くされていた。
当然といえば、当然なんだけど自分の中での高校生活は自分が三年生だったときで止まっている。
だけど、実際は新たに一年生を迎え、残りの人も進級して時間は流れつづけてる。
知らない顔が増えたその学校は、黒っぽく汚れた校舎はそのままなのに、何だか違うものに見えた。

 高校の時は、校舎内を歩いてると知り合いばっかりで、挨拶と喋りがひっきりなしだったのに、
今の生活は・・・・。
そんな事を対比してると、虚しくなって来る。早くこの生活を抜けださなきゃな。

 新入生歓迎会は楽しかった。ボウリングした後、みんなでご飯を食べながらトーク。
今の学校の現状や不満、ポスト上様の後継者、今の生徒会長。
なかなか、後輩たちも学校のことを考えてくれててなんだか安心した。
さすがに、一年生にはディープすぎるないようだった気もするけど。
 その後、人数は減ったけど平城宮跡でぼちぼち喋りながら終電で帰宅。
青丹祭前や予餞会前に何度か乗った思いで深い終電は、
終電の特徴である1番ホーム発じゃなく、通常列車と同じ2番ホームから出て行った。
知らないまに、こんなところも変わってる・・・。
今日は久々に遊べて楽しかった。8時起きの0時帰宅はやり過ぎかもしれないけど。

◇反動 2001.7/20(Fri.)

起きると身体が痛い。筋肉痛・・・。
昨日、やったDDRやボーリングのせいだけじゃなく、たぶん歩きすぎ。
よく考えたら、日ごろほとんど歩いてないのに、昨日は
JR奈良→奈高→近鉄奈良→ラウンド1→新大宮(電車→)西大寺→平常宮跡→JR奈良

◇Concert Tour "Pop Saurus" 2001.7/21(Sat.)

メモ:Mr.Childreコンサート

◇女子供の a long time ago 2001.7/22(Sun.)

メモ:コンサート終了後、美咲宅で飲む

 通常授業も終わり、夏に入ってからどうも自分で納得できる量の勉強をやっていない、とある受験生。
明日から本腰を入れて始めるかといってばかりで、その「明日」はいつやってくるんだろう。
人に優しく、自分に甘い。その性格のせいで夏休みの終わりに溜まりに溜まった宿題をやったことだろう。
特に作文は、宿題となると嫌々ながらにやった痕跡しか見えないヒドイ代物だったのを忘れているのだろうか。
ハタから見ても、間違っても尊敬の対象に値しないその人物は寝ぼけ眼で朝食を作っている。
毎朝、毎朝、遅刻をしない限り何かと簡単な料理を作っているみたいだ。
 そうして、いつものように駅へと向かっていった。

◇ゆだ 2001.7/28(Sat.)

 今日、初めてケータイに勧誘の電話がかかって来た。
どうやら、英会話っぽいけど相手がこちらの名前を知っているところからして
知り合いの誰かが、ぼくの電話番号を売ったのだろう
なんにせよ、喜ばしいことではない。
 でも、名前意外はかなり不完全な情報だった。
その勧誘屋さんが持っていた情報だと、ぼくは桐蔭の学生で、現在大学一回生らしい。
「ローニンなんで、忙しいっす」と一言いうと、相手は分が悪かったと感じたのかすぐ電話を終わらせた

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